猫の眼はなぜ光る?
夜行性動物であるネコは暗闇でもモノがよく見えます。ヒトの目と比べても7分の1の光の量で十分というのだからすごいですね。
猫が暗闇でも目が見える理由は、以下のようなものがあります。
タペタム層のため
タペタムは網膜が一度で捉えられなかった光を反射させることで、もう一度網膜で捉えようとする働きをします。
猫の目が暗闇で光るのは、タペタムに反射した光が見えているというわけです。
猫などはタペタムを使って光を再利用するため、夜間でも自由に動けるのです。

Reference: https://www.nidek.co.jp/visitor_general/eyestory/entry-3779.html
瞳孔を大きく変化させられるため
ネコは身体のサイズにしては大きな目を持っています。
瞳孔は、ちょうどカメラの絞りに相当する部分です。
私たち人間や犬の瞳孔が丸く開閉するのに対し、猫の場合は縦長の状態で開閉します。
この猫の縦長の瞳孔は、丸いものよりもすばやく開閉でき、大きく開けられるということです。
そのため、眼球に入ってくる光の量を微調整するのにとても役立ちます。
網膜の杆状体のため
猫の網膜には白黒を判別する杆状体と色を判別する錐状体と呼ばれる細胞があります。
猫は白・黒を判別する杆状体が錐状体よりも多くなっています。
猫の杆状体(46万個)が、人間のもの(16万個)より圧倒的に多いのだ。
